院長ブログ
「ご飯がない!」をなくすための防災テクニック
2021年2月6日
あ、そういえば、もうフードなかった!
犬や猫を飼ってる方ならきっと経験がありますよね
とくに病気の治療のための《療法食》は
動物病院の在庫は制限があるので
在庫切れ等と重なってしまうこともあります
アレルギーの場合は基本的にその《療法食》以外のものは食べれないので大変です
そんな事態が起きないように
「ローリングストック」という方法でご自宅に在庫を置いてください
「ローリングストック」とは、防災テクニックの一つで、
乾パンなどの防災用食糧をストックするのではなく
レトルトカレーやカップラーメン、缶詰などの日持ちする加工食品を
1週間は保つくらいの量常備ストックしておき、期限が来てしまう前に使用して、次のストックに回転していく手法です。
犬猫のフードの場合は、
いま食べてる開封済みの袋だけでなく、未開封を1〜2袋ストックしていただきたいです
開封してストックが減ってきたら、新しいフードをストックしてください。
災害時にはフードの購入がいつも通りに行かなくなるので
できる時から備えをお願いいたします。
いま現在もコロナで一部のフードの流通に影響が出ています。
フードの変更予定がない子は多めにストックしていてもいいかもしれないですね
補足①
《療法食》とは
処方食、治療食とも言われます。
病気の治療のために、特別な栄養分を入れていたり、栄養バランスが特殊になっていたりするものです。
みんなが食べても大丈夫ではなく、状態によっては病態の悪化もあり得るので獣医師の指示に従って給仕してください。
補足②
動物病院で処方される《療法食》は
最近、流通経路の見直しが進められていて
新しい《療法食》は動物病院以外の場所に卸されないようになってきています。
一部ではメーカーからオンラインでの注文も可能なので動物病院にお問い合わせください。