元気なのに、なぜ手術を勧めるの?
避妊・去勢手術は、ワンちゃん・ネコちゃんたちの
将来の発病を抑える大切な手術です。
ワンちゃん、ネコちゃんの不妊手術は、今では広く浸透し、手術は当たり前になってきています。
それでも健康なのに手術をすることに抵抗がある飼い主さまや、自然のままにとお考えになる飼い主さまもいらっしゃると思います。
現代において、人間社会の一員として生きるペットは、自然におとずれる発情期でも、自由に行動できるわけではなく、ただ我慢するしかありません。不妊手術は、妊娠を防ぐことや、ホルモンに関連する病気を予防すること以外に、発情に伴うストレスから解放する大きな意味合いもあります。
ワンちゃん、ネコちゃんにとってもストレスは大きな問題です。
発情によるストレスを回避することで、健やかに長く暮らしていきましょう。
不妊手術は飼い主さまが必ず向き合わなければならない問題の1つです。
メリット・デメリットをご覧になって、ご検討ください。
当院の避妊・去勢手術の特徴
1タンパク質の溶ける糸で縫うため、7日後の抜糸がありません。
2包帯がなく、そのままの姿で帰宅できます。
3エリザベスカラーがいりません。
4
当院のすべての手術代金には、以下の項目が料金に含まれております。ワンプライスで追加代金は、発生致しません。 診察代、手術代、血液検査代、点滴代、入院代、注射代、お薬代
手術実績(年間手術件数)
避妊・去勢手術を含む年間手術実績530件
北千束本院 | 芝浦分院 | 銀座分院 |
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240件 | 190件 | 100件 |
実際の手術例
(去勢)オス
(避妊)メス
メリット・デメリット
メ リ ッ ト |
■ 望まれない妊娠を防ぎます。 ■ 性ホルモンに関連する病気のリスクを減らします。 ■ 発情がなくなり、それに伴うストレスを軽減できます。 ■ 発情による出血や、発情時期の施設への入場制限がなくなります。 ■ 性ホルモンによる問題行動を抑える(オス猫のスプレー、攻撃性、逃走癖、マウンティング行動など)それに伴い、交通事故のリスク低下やケンカによる感染症への感染リスクの低下も望めます。 |
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デ メ リ ッ ト |
■ 二度と繁殖ができなくなります。 ■ 太りやすくなる傾向があります(必要カロリーは減少しますが、食欲が増加する傾向があります。) 食事のカロリーをコントロールすることで予防できます。また、避妊・去勢後のための処方食もございます。 ■ 全身麻酔 術前に全身状態をしっかりとチェックしてから行います。 また、麻酔は現在安全といわれている注射麻酔とガス麻酔のコンビネーション麻酔を行っています。術中は状態を常にモニタリングして、細心の注意をはらっております。万一の場合に対しても救急対応の用意を整えております。また、手術中や術後の痛みを軽減するために鎮痛剤を使用し、痛みのコントロールも行っております。 ■ ホルモン性疾患不妊手術後の脱毛や尿失禁などの報告はありますが、症例としては少なく、これらの疾患へのリスクよりも、不妊手術によるメリットの方が十分大きいと考えております。 |
性ホルモンに関わる病気
メス
乳腺腫瘍 | 犬、ネコ共に発生の多い腫瘍です。そのうち、犬は約50%、ネコで約90%が悪性腫瘍であり、肺など全身の臓器に転移することも多いとされています。 乳腺の付近にできるしこりで発見されることが多く、複数箇所に発生することもあります。 早期の避妊手術にて予防が見込める腫瘍です。その効果は犬で特に顕著で、乳腺腫瘍の発症率は避妊手術が初回発情前の子で0.05%、1回発情後の子では8%、それに対して、2回以上発情を経験した子では25%(4頭に1頭!!)とされています。 ネコは犬程ではありませんが、生後6ヶ月目までと生後12ヶ月目までに避妊手術を行った子では乳腺腫瘍の発症率が低くなるという報告もあります。 |
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子宮蓄膿症 | その名の通り、子宮に膿が溜まってしまう病気です。 犬の場合、発情後1~2ヶ月で偽妊娠が起こりやすく、その時期に細菌が子宮内に入り込み増殖することで発症し、放置していると命の危険をもたらす怖い病気です。 発情後1~2ヶ月で陰部を異常に気にしたり、オリモノが出てくる、元気・食欲がないという症状が現れる場合があります。 |
その他 | その他にも、卵巣も摘出するため、卵巣腫瘍も完全に予防できます。 |
オス
前立腺肥大症 | 膀胱近くに存在するオス特有の副生殖腺で、年齢を重ねると少しずつ大きくなり、尿や便が出づらくなったり、それに伴う出血などの障害を引き起こすことがあります。 |
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肛門周囲腺種 | 主に肛門周囲にできる男性ホルモンに関連した腫瘍です。地面にこすれたり、気にして舐めると、出血や化膿を起こすことがあります。手術で摘出可能ですが、部位によっては取りきれない場合があり、その場合は去勢手術をして腫瘍が小さくなるのを待つことになります。 |
会陰ヘルニア | 高齢の犬に多く、男性ホルモンの過剰分泌によって肛門周囲の皮下に直腸や膀胱が出てしまい、排便や排尿に障害を起こす疾患です。 |
その他 | その他にも、精巣も摘出するため、精巣腫瘍も完全に予防できます。 |
手術の流れ
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1.診察・予約
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2.手術前日
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3.お預かり
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4.術前検査
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5.手術
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6.電話
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7.お返し
Q&A
高齢の子でも手術・麻酔など大丈夫ですか?
当院では事前に血液検査などの全身チェックを行い、麻酔の安全性を確認した上で麻酔をかけます。
また、麻酔中も各種モニタリングを行い、万全を期しております。安心してご相談ください。
また、麻酔中も各種モニタリングを行い、万全を期しております。安心してご相談ください。
避妊手術ををする時期は?
避妊の時期は早い子では生後4ヶ月以降から可能ではありますが、当院では乳歯の状況などを含めて生後6カ月頃からの手術をお勧めしております。
避妊手術をしない場合に気をつけておくべきことはありますか?
ワンちゃんは特に4~5歳を過ぎますと、卵巣子宮の病気にかかり易くなります。
日頃のチェックと共に、発情の周期を日記に書きとめておくと病気の診断に役立ちます。
日頃のチェックと共に、発情の周期を日記に書きとめておくと病気の診断に役立ちます。
料金表
オス(去勢) | メス(避妊) | |
ネコちゃん | ¥48,000 | ¥58,000 |
0~5kg未満(チワワ・マルチーズなど) | ¥48,000 | ¥58,000 |
5~10kg未満(Mダックス・シーズーなど) | ¥58,000 | ¥68,000 |
10~15kg未満(ダルメシアン・柴など) | ¥68,000 | ¥78,000 |
15~20kg未満(ダルメシアン・柴など) | ¥78,000 | ¥88,000 |
20kg~(ラブ・ゴールデンなど) | ¥78,000 | ¥98,000 |
オプション | スケーリング ¥11,000 抜歯1本につき ¥2,200 |
※価格はすべて税込みです。
※当院のすべての手術代金には、以下の項目が料金に含まれております。
ワンプライスで追加代金は、発生致しません。
【診察代、手術代、血液検査代、点滴代、入院代、注射代、お薬代】