健康診断

北千束動物病院では、病気の早期発見を促す【健康診断】に力を入れています。
動物たちは言葉が話せない分、元気がない、食欲がない等の症状が現れた時には、既に病気がかなり進行しているということが少なくありません。
また、シニア期では特に、健康そうにみえても病気が隠れている可能性があります。
大切なワンちゃん、ネコちゃんの健康と幸せのために、若い子は年1回、シニア期の子は、年2回程度の健康診断をお勧めします。

一般社団法人ペットフード協会が発表した「令和2年 全国犬猫飼育実績調査」の主要指標サマリーによると、2020年のワンちゃんの平均寿命14.48歳。ネコちゃんの平均寿命は 15.45歳とペットたちの平均寿命は年々延びています。
寿命が延びた理由は、様々ありますが、
・フードの質が向上し栄養状態がよくなった
・動物病院の充実と動物医療技術の発達
・室内飼育が増えたこと
などがその理由として挙げられます。
寿命が延びたということは、ワンちゃんネコちゃんの高齢化が進んだということです。
大切な家族であるペットの健康寿命を延ばすためには、異常や病気の早期発見・早期治療が重要です。
そのため当院では、年に1回以上の健康診断をお勧めしています。
健康診断メニュー
身体検査
問診 | 気になることや普段と違う点などがあれば獣医師へお伝えください |
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体温測定・体重測定 | 体重の増減を確認します |
視診 | 歯・耳・目・肛門腺・爪・皮膚・肥満度をチェックします |
聴診 | 心臓・肺・腸の動きなどを音を聴いて確認します |
触診 | 骨格・関節・腹部・体表リンパ節などに異常がないかを触って確認します |
健康診断メニュー
血液検査のみ | しっかりチェック | あんしんチェック | まるごとチェック | |
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基本的な検査 | 詳しく検査 | 「いつもと違う」の 「いつも」がわかる検査 | 体のすみずみまで検査 | |
血液検査 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
尿・糞便検査 | 〇 | 〇 | 〇 | |
レントゲン検査 | 〇 | 〇 | 〇 | |
心電図検査 | 〇 | 〇 | 〇 | |
腹部エコー検査 | 〇 | 〇 | ||
心臓エコー検査 | 〇 | |||
眼科検査 | 〇 | 〇 | ||
血液検査追加項目 ・甲状腺ホルモン ・糖尿病マーカー ・腎不全早期マーカー ・炎症マーカー | 〇 | |||
価格(税込) ※割引価格のシーズンがございます。お気軽にお問い合わせください。 | ¥8,800 | ¥22,264 | ¥31,944 | ¥50,699 |
※検査当日は絶食でご来院ください。
- 血液検査…健康状態、貧血、脱水症状、感染症、ストレスの有無等を調べます。
- 尿検査…腎臓のろ過機能などの体内の臓器の機能具合や、尿石のできやすさを調べます。
- 糞便検査…寄生虫症の有無や下痢の原因を調べます。
- レントゲン検査…臓器の大きさや状態、形の変化を確認します。
- 心電図検査…不整脈の確認と検出をします。
- 腹部エコー検査…レントゲンで確認できない臓器の内部構造や、胆嚢や膵臓の状態を確認します。
- 心臓エコー検査…心臓内構造や大きさの確認や血液の流れを評価します。心臓病の重症度を評価するためにおこなう検査の一つです。
- 眼科検査…目の表面やまぶた、結膜、瞬膜などの状態を検査します。
- 血液検査(甲状腺ホルモン)…甲状腺ホルモン値を測定します。過剰な量の甲状腺ホルモンは、心臓や肝臓に障害を引き起こします。中高年の猫に多い甲状腺機能亢進症も判定できます。
- 血液検査(糖尿病マーカー)…糖尿病の有無を判定します。
- 血液検査(腎不全早期マーカー)…早期発見の難しい腎臓病の早期発見に有用です。
- 血液検査(炎症マーカー)…炎症の有無とその程度を判定でき、病気の早期発見に寄与します。
健康診断の結果、病気の元となるものが見つかった場合には、生活習慣の改善や食事変更、サプリメント等の早期ケアをアドバイスさせていただきます。
実際に病気が見つかった場合には、精密検査や治療をご案内させていただいております。
北千束動物病院では、大切なペットが元気に長生きできるよう、年1回以上の健康診断を推奨しています。
健康診断はご予約制となっております。
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